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ジャック・ウェルチ「わが経営」の一文 [格言・名言集]

久しぶりに医業経営コンサルタントとして活動するにあたり、私が常に心がけている格言や名言などをご紹介します。

私がめざしていたのは「群れから抜け出す」ことだった。私がただ上司の質問に答えていただけならば、存在を認められることはむずかしかっただろう。上司というものはたいてい、部下に質問するときは、すでに頭のなかで答えを出している。上司はただ確認したいだけだ。群れから抜け出すには、与えられた質問の枠を越えて考える必要がある。

これはジャック・ウェルチの「わが経営」の一文です。

この言葉は顧客とコンサルタントとの関係にも当てはまります。
顧客や周囲から一目おかれる為には、依頼された範囲だけやっても駄目で、それでは存在感を示すことができません。
現在はインターネットを利用すれば、(真偽は別としても)かなりの情報を瞬時に得ることができるので漠然とした答えはわかっているものです。
ですから、顧客に存在感を示し、顧客からの信頼を得るためには、インターネットで検索してすぐに出てくる答えの枠を超えた答えを考える必要があります。

論語の一文 [格言・名言集]

前回に引き続き、医業経営コンサルタントとして活動するにあたり、私が常に心がけている格言や名言などをご紹介します。

「子、四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし」

これは論語の中の一文です。
孔子の弟子が語るには、孔子には次のような欠点がなかったそうです。
 意・・・主観だけで憶測すること
 必・・・自分の考えを無理に押し通すこと
 固・・・一つの判断に固執すること
 我・・・自分の都合しか考えないこと

現代のコンサルタントでも上記の4つを絶つことはとても大切です。

自分一人の考え方や直感だけで顧客にアドバイスをすることは厳禁です。

コンサルタントは病医院の経営者ではありません。
経営者は依頼主である先生方なので、自分(コンサルタント)の考えをごり押しすることは厳禁です。

物事は常に多角的、多面的です。
他の顧客で通用した判断が全ての顧客に通用すると思いこむことは厳禁です。

私利私欲で利己的な考え方は厳禁です。
常に顧客の利益を優先し、利欲を捨ててアドバイスする必要があります。

井上靖著「孔子」の一文 [格言・名言集]

前回に引き続き、医業経営コンサルタントとして活動するにあたり、私が常に心がけている格言や名言などをご紹介します。

今回は医業経営コンサルタントとしてと言うより、私個人的に好きな文章をご紹介します。

「仁」という字は人偏に「二」を配している。親子であれ、主従であれ、旅であった未知の間柄であれ、とにかく、人間が二人顔を合わせさえすれば、その二人の間には、二人がお互いに守らなければならぬ規約といったものが生じてくる。それが「仁」というもの。
(中略)
世の中を支える、「大きい仁」であれ、相手の立場に立って、ものを考えてやる、私たちの小さい思いやりの「仁」であれ、その核心になっているものは、おそらく同じ人間への愛というか、人間として誰もが持っていなければならぬ「まごころ」というか、そういうものであろうかと思われます。
井上靖著「孔子」(新潮文庫)


私は論語、孫子、菜根譚等の古典を読むときは、出来るだけ原典に近いものを読むようにしています。
読みやすく解説している本は、その解説本の著者の個人的見解がほとんどを占めており、古典そのものの解釈というより著者の解釈を読んでいるようで嫌だからです。

しかし、井上靖さんの孔子だけは別です。
私はこの本を非常に気に入っており、私にしては珍しく既に3~4回は読み直しています。

ところで、コンサルタントは顧客との間に契約条項とは関係なく守らなければならない最低限の規約があります。
それはコンサルタントは顧客の利益の為に働くという事です。
しかし、多くのコンサルタントがこの規約を守らず、自己の利益を最優先に仕事をしているようです。

顧客との間の小さな仁が守れない人に、世の中を支える大きな仁が守れるはずがありません。
是非、身近にある小さな仁を大切にして頂きたいものです。


言志四録の一文 [格言・名言集]

6月18日に引き続き、医業経営コンサルタントとして活動するにあたり、私が常に心がけている格言や名言などをご紹介します。

「朝にして食わざれば、すなわち昼にして飢え、少にして学ばざれば、すなわち壮にして惑う。」

これは言志四録の中の一文です。

朝食べなければ昼にはお腹が減ってくるし、若いころに学ばなければ働き盛りの壮年になって戸惑うという意味です。

人間は毎日食事をします。
人間以外の動物も毎日食事をしますが、人間は動物とは違います。
動物は本能に従って生きて子孫を残せば良いですが、人間はただ本能従って生きていれば良いというものではありません。
文明社会の一員として何らかの形で貢献すべきなのです。
ですから、人間はただ食べるだけでなく、当然日々学ぶべきなのです。
決して漫然と生きてはなりません。

学ぶとはいわゆる勉強のことだけではありません。
仕事をする上で必要な資格や知識や経験、さらには一般常識的なことも含まれます。

したがって、この言葉は医業経営コンサルタントを行うものだけに限らず、全ての人が心がけるべき言葉です。

しかし、医業経営コンサルタントとして多くの病医院に対してコンサルティングをしていきたいと考えている人達は、若いころに限らずに常に学ぶ心を忘れずに研鑽を積み続ける必要があります。

菜根譚の一文 [格言・名言集]

医業経営研鑽会は医業経営コンサルタントとしての社会的責任感や倫理観を持つことを要求しています。
理由は税理士や医業経営コンサルタントなど、顧問先から「先生」と呼ばれる者は顧問先から絶大な信頼を得やすい業種なので、絶対に私利私欲で仕事をしてはならないからです。
詳しい事は平成22年5月11日の本ブログ「社会的責任や倫理観を持つことを要求する理由」をご覧下さい。

ところで、社会的責任感や倫理観とは具体的にどのようなことなのか解らないという方もいると思います。

そこで、何回かに分けて私がコンサルタントと活動するに当たり、常に心がけている格言や名言などをご紹介したいと思います。
あくまで私が心がけていることなので、それがコンサルタントとしての社会的責任感や倫理観を具体的に示しているかどうか解りませんが、少しでもご参考になれば幸甚です。

最初にご紹介するのは、仕事をする上で私が最も心がけている言葉です。

「業を立てて種徳を思わざれば、眼前の花となる。」

これは菜根譚の中の一文です。
「事業を興しても、自分の利益だけを追い求め、徳の種を蒔いておくことをしないならば、目先だけの花になるにすぎない。」という意味です。

この一文は私の事務所のコンサルタント方針にも掲げています。

最大限の利益を求めるのではなく、提供した役務に見合った妥当な利益を求めていくよう心がけるべきです。
そして、自分が必要とする利益を確保できているのであれば、それ以上の利益は何らかの形で社会に還元すべきだと思います。

※上記解釈文がどの書籍に掲載されていたのか、恥ずかしながら忘れてしまいました。 解り次第、引用先の書籍名、著書名及び出版社を掲載いたしますので、もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂ければ幸いです。

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