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プロフェッショナルの意味【続編】 [研鑽会の紹介]

平成22年5月13日に「プロフェッショナルの意味」という記事を書きましたが、今回はその続編を書きます。

先日プロフェッショナルの意味について話す機会がありましたが、自分で仕事を取ってこれる人がプロフェッショナルだと言っている方がいました。
しかし、それだけでは本当のプロフェッショナルではないと私は考えています。

仕事を取る方法はいくつかあります。
例えば、親戚や友人等が経営している会社と顧問契約を結ぶ方法です。
しかし、これでは仕事をもらったのであり、取ったとは言えません。

次に顧問料を低料金に設定したり、顧問料を値下げすることで顧問契約を結ぶ方法があります。
いわゆる叩いて仕事をとる方法です。
これは他人から仕事をとっているので、親戚や友人等といった段階よりはましと言えますが、安い顧問先でなければ仕事を取れないのであれば、プロフェッショナルとは言えません。
能力ではなく、値段だけで勝負しているからです。
物を売るのであればどこで買っても同じ性能の商品が手に入るので、なるべく安いところで買った方が良いかもしれませんが、サービスはどこで受けても同じ内容が受けられるとは限りません。
スポーツ選手に例えると理解されやすと思います。
例えば同じフィギュアスケート選手と言っても高橋大輔選手のような超一流選手とそうではない選手では内容が大きく異なります。

このように書くと安い顧問料で契約しなければプロフェッショナルだと誤解する方がいるかもしれませんが、顧問料は安くなくても自分自身の能力ではなく会社や事務所の知名度で仕事を取っているのであればプロフェッショナルとは言えません。
大規模な会計事務所やコンサルタント会社という看板で仕事を取っている方は多いと思いますが、本当に自分自身の能力で仕事を取っているのかよく考えてみる必要があると思います。

以上のことから、縁故、値段、会社の知名度等ではなく自分自身の能力で仕事を取れるようになれば本当のプロフェッショナルと言えます。
そもそもコンサルタントという仕事はスポーツ選手や芸術家と同じく人によって能力が大きく異なります。
コンサルタントは事務的な仕事をするのではなく、知識・知恵・アイデア等を提供する仕事だからです。
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