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データやマネジメント云々より大切なものがある [格言・名言集]

某医療経営雑誌の7月号の経営談義という記事にI氏が病院経営ストラジストとして出ていました。
このI氏の紹介を見ると「医療法人での副理事長として急性期病院の経営に関与した後・・・・・」と書かれています。
そしてI氏はデータに基づく経営が大切云々とか言っているようです。

しかし、私に言わせるとデータやマネジメント云々というよりもっと大切なことがあります。
それは医業経営コンサルタントとしての社会的責任感や倫理観を持つことです。

某医療経営雑誌の7月号に出ているI氏と同一人物であるかどうかは解りませんが、私も元医療法人の副理事長をしていたI氏という人物を知っています。
しかし、私の知っているI氏は到底実現不可能と思われる事業計画をもとに明らかな過剰投資をさせて病院の経営を破綻寸前にまで追い込んだ上に、病院の資金繰りが非常に厳しいのを知っていながらなおI氏親子の関連会社だけで年間5,000万円程の委託料を取り続けていました。
当然、病院の資金繰りは常に不足しますが、その度にオーナー一族に「金を出せ、所有不動産を売却しろ」等と怒鳴りちらしていたそうです。

さらに倒産寸前の訳のわからない建設会社に病院の増改築工事を法外な建築費で発注しています。
事実、この建設会社はすぐに倒産してしまい、病院はアフターフォローを全く受けられない状態になっています。
しかも信じられない手抜き工事が未だに次々と見つかり、その度に病院が自己負担で修繕しなければなりません。

私がデータやマネジメント云々より、医業経営コンサルタントとしての社会的責任感や倫理観が大切だという事がご理解頂けたでしょうか?

ここで一つの言葉を紹介します。
「天知る。地知る。我知る。子(なんじ)知る」
楊震という後漢時代の方の言葉です。
どんな密事でも天が知り、地が知り、当事者が知っている。それが悪事であれば露見しない事があろうか。というような意味の言葉です。

病院を破綻に追い込み、自らの利益を追求した元副理事長のI氏が今どのような仕事をされているかよく存じませんが、過去の悪事は必ず露見します。

経営コンサルタントをしている我々も常にこのことを肝に銘じ、日頃から行動には十分に気をつけたいと思います。
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